ロサンゼルス郡メトロポリタン交通局（LAメトロ）は28日、中国企業に282台の鉄道車両を注文するべく6億7400万米ドルの契約を締結した。この契約に基づき、
LA地下鉄は、中国鉄道車両会社（CRRC）が建設した64門の鉄道車両に対して、
1億7,800万ドルを支払う。

2021年の９月までに4000車両のうちの第一弾が納入される。３０車両が25年ものの
レッド・アンド・パープルラインと取り替えられ、34車両が2023年に
パープルラインエクステンションに使用される予定である。

「7つの新しい駅が建設されると、平日の利用者は5万人と予想されており、
パープルラインエクステンションが開設されると、８万人に上るだろう。」
そうLAメトロCEOのフィリップ・アワシントンは署名式で話した。 
「今後の乗客需要を満たすために、これらの列車は必要になるだろう」と付け加えた。

ロサンゼルスでは、推進、暖房、換気、空調、照明システムの主要コンポーネントを
製造する新しい施設も購入される。したがって、この契約によって約50の雇用が
創出され、地方の賃金と給付は3,800万ドルまで増加する。新しい雇用全体の約10％は、恵まれない労働者や社会経済の低所得者の労働者のために作られるだろう。

CRRCのXi Guohua会長は、「地元企業、地方自治体、地元の教育機関と協力して、
双方に利益がもたらされる状況を作り出す」と語り、また 「私たちは、雇用機会を創出し、税収を増やし、パートナーシップと協力を通じて地域経済を刺激する」と語った。

新しい列車は最高時速120kmで走り、40年間の運行が可能となっている。
既存 の列車と比較して、新車には、アクティブラインマップ、LEDディスプレイ、
列車間の特別なデザインなど、乗客がより自由に車両を行き来できるようになっている。

記事提供：OOCLロジスティクスジャパン株式会社より